今回の本は
『私の財産告白』(本多 静六・著)
です。
本多 静六氏とは
まず本多静六氏がどなたかわからない方もいると思うので
Wikipediaから引用させてもらいます。
本多 静六(ほんだ せいろく、慶応2年7月2日(1866年8月11日) – 昭和27(1952年)1月29日)は、日本の林学博士、造園家、株式投資家。日本の「公園の父」といわれる[1]。旧名、折原静六。
幼少時に父親を亡くした経験とドイツ留学でのルヨ・ブレンターノ教授の教えから、勤倹貯蓄を処世訓とした。奈良県・吉野の土倉庄三郎翁の書生をしながら直接林業を学び、後に日本で最初の林学博士となった。投資家として巨万の富を築いたが、退官を機に匿名でほぼすべてを教育、公共の関係機関に寄付したことでも知られる[5]。
勤倹貯蓄は、収入の1/4は必ず貯蓄をし、貯金と株式投資によって40代で、分散投資を実施した。
という方です。
この本の中では本人がいかにして倹約して貯蓄し、
そして投資したかということが書かれています。
本多式「四分の一」貯金
この本の中で投資原資をためる方法として紹介されているのが
四分の一貯金法です。
内容としては
貯金=通常収入×1/4+臨時収入×10/10
引用:『私の財産告白』(本多静六著、(株)実業之日本社)
ということだそうです。
ちなみにこれは生活が苦しかろうと何だろうと
理性的に実行することが大事と本多氏は述べている。
確かにこれを実行するのは厳しいかもしれない。
貯金生活を続けるために必要なことは
虚栄心(いたずらに見栄を張ったりする)を捨てることとも
同氏は述べている
収入にを切り下げて計算して
その収入しかないんだと思い込み
また投資で収入が増えた分も1/4を投資原資として再投入すれば
収入が増えたからと言ってイタズラに生活レベルを上げて
収入が減ったときに困るということが
発生する確率は減らせるかなと感じた。
貯金は投資に回そう
この本を書いた本田氏が現役の時代は
貯金の利息もそこそこよかった時代だと思うのですが
それでも同氏はドイツ留学時代に言われた言葉として
「財産を作ることの根幹は、やはり勤倹貯蓄だ。
これなしには、どんなに小さくとも、
財産と名のつくほどのものはこしらえられない。
さて、その貯金がある程度の額に達したら、
他の有利な事業に投資するがよい。
貯金を貯金のままにしておいては知れたものである。」
引用:『私の財産告白』(本多静六著、(株)実業之日本社)
という言葉を実行して巨万の富を築いてきたようです。
現在においては
預貯金を預貯金のままにしておいては知れたものどころか
減る一方だということが私の考えです。
この本を読んだことにより
改めて、投資の重要性を考えさせられるものになりました。
現代にも通じるものは必ずあります。
この本が書かれた時代は
まだ高度経済成長期に入る前の話ですが
その中身として書かれていることは
現在の日本においても適用できるところが多々あると感じましたので
一読してみることをお勧めします。
私もさっそくこの貯蓄法は実践していきたいと思っています。