三菱UFJ国際投信が
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
を設定したということで
投資信託界隈が賑わっています。
情報を一番最初に知ったのはアウターガイさんのブログから
投資ブログ更新: 三菱UFJ国際投信がeMAXIS Slimシリーズに米国株式(S&P500)を追加 https://t.co/G0bEwLFL3L
— アウターガイ (@outerguy) 2018年6月15日
流石、いつも情報が早いです。
プレスリリースについては
こちらのホームページから確認できます。
おそらくつみたてNISAにも対応用
日本国内で純粋にS&P500の円ベース指数に連動しているのは
私もつみたてNISAで購入している
iFree S&P500インデックス
(信託報酬率 税抜0.225%)
しかありませんでした。
今回
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
(信託報酬率 税抜0.16%以内)
が設定されたということは
つみたてNISAに限らず
円建てS&P500投資信託へのニーズを
吸収しようという意図が見えますね。
むしろ楽天・全米株式インデックスと
勝負する気の手数料設定という気もします。
iFree S&P500インデックスは
目論見書からすると
投資信託の規模が大きくなっても
手数料が下がるようにはなっていませんが
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は
500億円未満の部分 0.16%
500億円以上1,000億円未満 0.155%
1,000億円以上 0.150%
というように下げられる余地があります。
後出しじゃんけんだろうと
投資信託は手数料が安いというのが正義なのです。
他に取り上げている方々も
予想されていますが
iFree S&P500インデックスが
つみたてNISA認定されているので
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)も
そのうち認定されることになるでしょう。
つみたて設定を変更するか
信託報酬の差で言えば0.065%
ということなので大した差ではないと感じるかもしれません。
長期投資と複利効果を考えるとどうなのでしょう。
つみたてNISA期間中に同時に開始して
信託報酬以外は同じだと仮定して
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の
投資家が得るリターンが5%だとすると
iFree S&P500インデックスは
手数料分の差で4.935%です。
シミュレーションしてみると
ざっくりですが20年後には約10万円分の差になります。
出典:金融庁 NISA特設ウェブサイトより管理人作成
つみたてNISAは金額が比較的少額ですから
それほど大きい差にはならないようですが
リターンは1円でも多い方が良いです。
10万円もあれば嫁様と小旅行にも行けますしね。
これまでに積み立てた
iFree S&P500インデックスは解約せずにそのまま
新規で積み立てるものを
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
とするのが良さそうですね。
ただベンチマーク(S&P500指数)からの乖離がどうなるか
という問題もあるので少し様子見しつつ
徐々に移行する感じかなと思っています。
さてiFreeは動くのか?
後から来たeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に
シェアを奪われそうなiFree S&P500インデックスですが
今後の動きはどうなるのでしょうか。
国内で初めて
S&P500に連動した投資信託を出してくれたことには敬意を表しますが
極論からすると同じ指数に連動するインデックスファンドならば
手数料が安いのが大正義ということなので
そこはドライに行きます。
今回のeMAXIS Slim動きを受けて
さらに競争が進むのかも
注目していきたいところですね。