私はどうしても気になるので
iTrust新興国株式 愛称:働きざかり~労働人口増加国限定~
を積み立てしています。
参考:【資産運用】ピクテ-iTrust 新興国株式がどうしても気になるので少額積み立ててみることにした
2018年6月度の結果はどうだったかを報告します。
2018年6月度の結果
数量:13,581
取得単価:10,727円
現在値 :9,349円
損益:-12.85%
という状況です。
毎月の積立額は1万円から1,000円に変更しました。
理由については
【投資】iTrust新興国株式の大半を売却し、積立設定も減額しました。
で書いています。
いったん売却しといてよかったわぁというところです。
自分の第六感も捨てたもんじゃないと自画自賛です。
基準価額が設定来安値を更新しています。
先月はほぼすべてのと表現しましたが
6月末時点ではこの投信の受益者は
6月最終日に購入した人以外は全て含み損状態のはずです。
MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円ベース)との
乖離も大きいままですし
その指数自体も最近は不調ですので
厳しい状況であることに変わりはありません。
2018年4月から2018年5月の月報について
毎度のことですが6月の月報がまだ出ていませんので
2018年4月から2018年5月
での変化点について確認しましょう。
国別構成
構成順位はインドとブラジルが逆転しています。
南アフリカが23.9%と4分の1に迫る勢いです。
米国長期金利や米ドルの上昇を受け、
債務返済負担増加や輸入インフレなどにより
マイナス影響を受けるとの懸念などから
経済のファンダメンタルズが脆弱とみられる
国から資金が引き上げられ下落傾向。
米中貿易協議の長期化懸念、
米朝首脳会談中止の可能性(実際は行われましたが)
イタリア政局などなど
の地政学リスクもマイナス影響とのこと。
インドはカルナタカ州選挙で
与党が勝利したものの議会過半数は下回り、
原油高によるインフレ懸念により下落。
南アフリカは海外勢が資金を引き揚げる動きを強め下落。
メキシコは北米自由貿易協定の再交渉が難航中、
7月大統領選挙の世論調査結果が
経済にマイナスの可能性があるとして下落。
ブラジルもディーゼル油高騰によるストにより
経済へのマイナス影響が懸念され下落。
トルコやアルゼンチンも経済が脆弱とみられ下落。
こんな状況どうしろというのか(苦笑)
新興国市場のリスクが良く分かりますね。
銘柄構成
※クリックで拡大します。
組入銘柄上位10種については
少し入れ替わりがありましたが
これまでにも上位に入ってきた銘柄が
出たり入ったりしているというイメージが強いですね。
今月はファンドレポートも多いです。
ピクテのホームページで
https://www.pictet.co.jp/Individual/Report/fundinfo/iemereq/20180604
https://www.pictet.co.jp/Individual/Report/fundinfo/iemereq/20180611
https://www.pictet.co.jp/Individual/Report/fundinfo/iemereq/20180628
というファンドレポートが出ています。
ファンドの調子が悪くなってくると
ファンドレポートが増えるのかなというのは
若干の嫌味ですが
まさか3つも出てくるとはというのが
正直な感想です。
書いてあることとしてはごもっともだとは思いますが
やはり堅調な時もきちんとファンドレポート出しといてくれないと
下落時に言い訳ばっかり言いやがって
という風にとらえられても仕方がないのではないのでしょうか。
毎月言うことになりますが
この投資信託を人にはお勧めしません。
ただ私は新興国投資が不要だとは思っていませんので
少額ながら身銭を切りつつ動向を見ていきます。
ただ-12%って個別株だったら既に損切だよねとは思いますが。