【読書】『株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす』

スポンサーリンク
Pocket

今回の本は

『株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす』

(ジェレミー・シーゲル著 瑞穂のりこ訳 日経BP社)

です。

スポンサーリンク

投資家の未来は明るい


この本は先日紹介した

参考:【読書】『株式投資 第4版』

の続編といった書籍ですが

この本の中でシーゲル氏は

投資家の未来は明るいと述べています。

全編を通して、投資家として読むのには

非常に有用な本だと思うのですが

その中でも気になった部分を

紹介していきたいと思います。

高齢化の波を乗り越えるために


人口動態から予見される未来を

変えることができない以上、

先進国世界で退職後の人生が

大幅に短くなり、生活水準が下がり、

投資家の資産価値が下落するのは、

避けられない運命なのだろうか?

高齢化する先進国の経済を分析した結果、

この暗いシナリオを裏付ける材料は、

十分すぎるほど十分と見える。

だがこの厳しい結論は、実際には、

現実よりはるかに狭い世界観の上に成り立っている。

引用:『株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす』

(ジェレミー・シーゲル著 瑞穂のりこ訳 日経BP社)p233

世界経済の未来は明るい。

通信革命を迎えたいま、

世界中のどの地域でも

力強い経済成長が興る基盤が整った

こうした成長が始まれば

世界的解決が実現する。

そうなれば、高齢化する国々の退職者は、

さらに長く、さらに豊かな余生を過ごすことが出来る。

途上国世界がどこまで浮上できるかが、

全員の命運を握っている。

~中略~

とはいえ、未来は明るいと満悦している場合でもない。

自由貿易をさらに推し進め、関税障壁を取り払って、

対外直接投資を拡大し、経済システムを

いま以上にグローバル化する努力がどうしても必要だ。

~中略~

悲観論者がいよいよ声を張り上げて、

経済と金融の崩壊が近いと大合唱するとき、

この世界的解決を思い出してもらいたい。

途上国の若者が、モノのつくり手となり、

退職者の資産の買い手となる。

途上国経済の成功は、

途上国の人々に恩恵をもたらすだけではない。

私たちの社会が繁栄を続ける上でも、

欠かせない条件となる。

引用:『株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす』

(ジェレミー・シーゲル著 瑞穂のりこ訳 日経BP社)p254-255

私も人口動態が経済に

大きな影響を与えると思っているので

非常に参考になる箇所でした。

確かに各先進国単体で見れば

未来が暗いというのは

特に我が国である日本を見ると

残念ながら分かりやすいと

感じています。

そして現在において

世界経済の担い手を

単一国家で賄おうというのは

現実的に難しい状態に

なっているのではないかと思います。

このことから考えると、個人的には

「自由と繁栄の弧」および

「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)」

において日本及び日本企業が先導する形で

途上国の成長の恩恵に乗れるのが

一番良い形ではないかなと思っていますが

上手くやれるかどうかは不明瞭です。

そうでなければ

元々世界的な市場に進出している企業

(要するに米国グローバル企業)に

のっかるのが、投資としては

良い選択ということになるのでしょうね。

ポートフォリオ戦略


この本の第5部はポートフォリオの組み方について述べられていますが

その中でもシーゲル氏が強く言いたいのは「D-I-V」指針だと思います。

配当(Dividend)

個別銘柄の選択にあたっては、持続可能なペースでキャッシュフローを生成し、それを配当として株主に還元する銘柄を選ぶ。

国際(International)

世界のトレンドを認識する。このままいけば、世界経済の均衡が崩れ、中心は米国、欧州、日本から、中国、インドをはじめ途上国世界へとシフトする。

バリュエーション(Valuation)

成長見通しに対してバリュエーションが適正な株を買い続ける。IPOや人気銘柄は避ける。個別銘柄であれ業界であれ、市場の大勢が「絶対に買い」とみているうちは、買わない。

引用:『株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす』

(ジェレミー・シーゲル著 瑞穂のりこ訳 日経BP社)p278

太字は原著のまま

これらの戦略と

世界経済インデックスファンドを組み合わせて

ポートフォリオを組むことが出来れば

市場平均(およそ7%)以上のリターンを得ることも

可能性として高いということです。

この項目は非常に参考になりました。

今回は取り上げていませんが

ポートフォリオを組むうえで

陥ってはいけない「成長の罠」などについても

この本では触れられています。

日本株でも応用は効くはずですので

前回の株式投資と合わせて

再読必須の良書として本棚に置きます。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク
Top