私は
iTrust新興国株式 愛称:働きざかり~労働人口増加国限定~
という投資信託の少額積み立てを実施していますが
5月度の月報(2017年5月31日付)がやっと出たようなので
読んでみることとします。
参考:【資産運用】ピクテ-iTrust 新興国株式がどうしても気になるので少額積み立ててみることにした
5月度のコメントについて
新興国株式の現地通貨ベースでは月間上昇
国別では
南アフリカは、
政権交代期待の高まりなどで上昇。
ただしズマ大統領が退陣要求を乗り切って
政権交代期待が後退し急落。
ただそれまでに株価は大きく上昇していたため
月間では上昇。
インドは
7月に導入される予定の
物品・サービス税(GST)の税率が決定され
導入にむけての進展が着実に進んでいることで
モディ政権への改革や経済成長期待などから上昇。
ブラジルは、
テメル大統領が
マネーロンダリング(資金洗浄)などの罪で
前下院議長の汚職スキャンダル隠ぺいで下落。
要約するとこんな感じでした。
基準価額がかなり下がった要因は
予想どおりでしたね。
国別の構成比
1 インド 18.3%
2 南アフリカ 15.4%
3 ブラジル 13.0%
4 メキシコ 12.4%
5 マレーシア 11.6%
以下略
5月末では上記の状況のようです。
購入時に参考にしたの3月末の資料だと
1 南アフリカ 22.4%
2 インド 19.6%
3 ブラジル 17.8%
4 メキシコ 9.5%
5 アラブ首長国連邦 9.4%
ということだったので
インドと南アフリカが逆転し
マレーシアへの投資が増えて
構成比率は分散したということかなと
報告書上だと5位までしか詳細が分からないので
せめて10位ぐらいまでは載せて欲しいです。
構成比の変化については
コメントにもありましたが
インドのほうが堅調ということで
流動的に対応しているということでしょうかね。
組み入れ銘柄上位
- コグニザント・テクノロジー・ソリューションズ(インド)情報技術 3.4%
- マラヤン・バンキング(マレーシア)銀行 3.1%
- ヴァーレ(ブラジル)金属・鉱業 3.1%
- ファースト・アブダビ・バンク(アラブ首長国連邦)銀行 3.1%
- グルポ・メヒコ(メキシコ)金属・鉱業 3.0%
- コカ・コーラ・フェムサ(メキシコ)飲料 2.8%
- アングロ・アメリカン(南アフリカ)金属・鉱業 2.7%
- テレコムニカシ・インドネシア(インドネシア)各種電気通信サービス 2.7%
- マルチ・スズキ・インディア (インド)自動車 2.6%
- テレフォニカ ブラジル(ブラジル)各種電気通信サービス 2.5%
新興国特有の部分として
金属・鉱業系の企業が多いのかなぁというのが感想です。
実際に組み入れられている企業を調べてみるというのも楽しそうですね。
業種別の構成比でも
銀行と金属・鉱業が多いようですので
資源価格の影響も強く受けそうな気がします。
月報を読んで
これまではどういう構成になっているかが
分からなかったのですが月報が出たことによって
どういう状況なのかが多少なりとも分かったので
追加でチェックする情報として頭に入れておきます。
とりあえずコグニザントはNASDAQにも上場しているようなので
ポートフォリオのチェック銘柄に追加しておきました。
少額からでも色々な情報に関心が持てるようになるので
投資というのは面白いものですね。