かなり有名なお金に関する本です。
既に読まれている方も多いとは思いますが
改めて読んでみての感想などを書いていきたいと思います。
目次
お金のことをきちんと勉強し、実践しなさい
私がこの本を読んでの読後に感じたことですが
お金を増やす手段として著者が不動産投資を実行したという例は書いてはありますが
そもそもの言いたいこととしては
「お金持ちになりたいならファイナンシャル・インテリジェンスを身に付けてください。
そして実践してください。」
ということではないかと感じました。
このブログの趣旨とも合致するところではありますが
やはりお金のことを良く分かっていないのに
お金持ちになろうというのは都合がよすぎですね。
ファイナンシャル・インテリジェンスって何?
この本の中でも言われているが
- 会計力……ファイナンシャル・リテラシー(お金に関する読み書き能力)。数字を読む力。ビジネスあるいは投資を築くのに不可欠なスキル。
- 投資力……お金がお金を作り出す科学。
- 市場の理解力……市場が需要と供給の科学であることを理解する。アレクサンダー・グラハム・ベルは市場がほしがっていたものを市場に与えた。ビル・ゲイツもそうだった。二万ドルで買った七万五千ドル相当の家を六万ドルで売ったのも、市場によって作られたチャンスをつかんだ結果だ。そこには買う人がいて売る人がいた。
- 法律力……会計や会社に関する法律、国や自治体の法律に精通していること。合法的にゲームをするのが一番だ。
引用元:『改訂版 金持ち父さん貧乏父さんアメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』(ロバート・キヨサキ 白根美保子・訳)p148
というのが著者がいうファイナンシャル・インテリジェンスを
構成する4つの主な専門知識だそうです。
確かにこの能力を高めていけば利益の最大化をできるかはともかく
少なくとも損を最小化することはできそうです。
日本人はファイナンシャル・インテリジェンスが総じて低い
現時点での私もそうですが本当にそう感じます。
「お金」に関する知識って日本だと誰も教えてくれないですよね。
義務教育課程では当然のごとく教わらないですし
だからといって高校や大学でも専門でもない限りは教えてくれません。
なによりも「真面目に働いていれば、真っ当な生活が送れる」と刷り込まれます。
中学ときにライフプラン(人生設計)を考える授業のときも
それぞれのイベント(就職とか結婚とか)を配置していくだけで
具体的にそれに必要なお金とか行動の話は一切されなかった記憶があります。
今現在知識が少ないのは仕方がない(過去は変えられない)ので
思い立ったが吉日としてこれから習得していきたいですね。
お金に対する参考書として一読をおススメします。
この本にはすぐにお金持ちになる方法が書かれているわけではありません。
ですがお金に関する考え方を学ぶには非常に有効な参考書だと思います。
まだ読んだことがない方は一読してみてください。
しかし、なんでこれ電子書籍化されないかなぁ。