今回の本は
『株式投資で普通でない利益を得る』
(フィリップ・A・フィッシャー著 長尾慎太郎監修 井田京子訳 パンローリング社)
です。
何を買うべきか
とてつもなくド直球なタイトルの本ですが
株式投資をするうえで
何を大切にしなければならないかということが
非常に簡潔にまとめられています。
特段難しい計算式もなければ
難解な用語でも説明されていません。
9ページから73ページまでが
著者の息子による著者の人物像やこのについての
前書きが占めているというのも
ある意味すごい本ですが
参考になる部分は多々ありましたので
一部を紹介させてもらいます。
株を買うときに調べるべき15のポイント
ポイント1
その会社の製品やサービスには十分な市場があり、売り上げの大きな伸びが数年以上にわたって期待できるか
ポイント2
その会社の経営陣は現在魅力ある製品ラインの成長性が衰えても、引き続き製品開発や製造過程改善を行って、可能な限り売り上げを増やしていく決意を持っているか
ポイント3
その会社は規模と比較して効率的な研究開発を行っているか
ポイント4
その会社には平均以上の販売体制があるか
ポイント5
その会社は高い利益率を得ているか
ポイント6
その会社は利益率を維持し、向上させるために何をしているか
ポイント7
その会社の労使関係は良好か
ポイント8
その会社は幹部との良い関係を築いているか
ポイント9
その会社は経営を担う人材を育てているか
ポイント10
その会社はコスト分析と会計管理をきちんと行っているか
ポイント11
その会社には同業他社よりも優れている可能性を示唆する業界特有の要素があるか
ポイント12
その会社は長期的な利益を見据えているか
ポイント13
近い将来、その会社が成長するために株式発行による資金調達をした場合、株主の利益が希薄化されないか
ポイント14
その会社の経営陣は好調な時には投資家に会社の状況を饒舌に語るのに、問題が起こったり期待が外れたりすると無口になっていないか
ポイント15
その会社の経営陣は本当に誠実か
引用:
『株式投資で普通でない利益を得る』
(フィリップ・A・フィッシャー著 長尾慎太郎監修 井田京子訳 パンローリング社)目次より
株式を買うために必要なポイントはどこかということで
この本では上記の15ポイントを挙げています。
確かにこの15ポイントで
全て優位性を持っている株があれば
即買いでもいずれは普通ではない利益につながっていくでしょう。
各項目の内容を熟読しながら
判断の参考にしていきたいところです。
株式投資に限った話ではないのではないか
株式投資に限らずですが
例えば自分の働いている会社などに
当てはめてみても面白いのではないでしょうか。
そこからすると自分の働いている会社が
将来的に永続する会社なのかということも
薄々ながら判断することもできそうです。
私の今勤めている会社ですか?
これで判断すると半分ぐらいといった感じでしょうか。
何よりも人材面で不安を感じますが
私は着実に学習して株式投資で
普通ではない利益を得られるように
していきます。