経団連の会長様が
「プレミアムフライデー」を「総括しないといけない」
とおっしゃったそうです。
総括も何も・・・ねぇ(笑)
正直「ノー残業デー」と同じ香りしかしない
サラリーマンあるある的な感じですが
よくトップが思い付き(といっては悪いのか)で
「毎週〇曜日はノー残業デーにしよう」などと旗振りしますが
守られても2~3週間で、2~3か月後には
見事に形骸化しているなんていう話はよく聞きます。
だってそうですよねぇ。
基本的には限界まで切り詰めた人員で
残業して回す状態が恒常化していたら
一部の曜日をノー残業にしたら
他の曜日にしわ寄せがいくだけなんですって。
しかも月末のクソ忙しいときに15時にあがれとか
正気の沙汰とは思えませんしね。
経団連の偉い方々は
実は月末って忙しいということを
知らないのでしょうか。
実際に私が努めている会社では
開始月ぐらいは話題になりましたが
今ではプレミアムフライデーの
「プ」の字も出てこなくなってますよ。
とりあえず今のままだと
おそらく大失敗のまま終わるんでしょう。
消費拡大が目的なら減税でもしなよ。
そもそもプレミアムフライデーって
消費拡大が目的らしいのですが
それならプレミアムフライデーだけ
消費税を8%から0%にしたらどうですかね。
毎月最後の金曜日は消費税が0%ってどうですか。
いやーこれは消費しますよ。
爆発的に物が売れて困ってしまうでしょう。
ただ他の日にモノ買わなくなるだろうけど(笑)
冗談はさておき
消費を拡大させたいなら
早く帰らせるとか休みを増やすとかじゃなくて
一番手っ取り早いのは
給料を上げることだと思うんですけど
違うんでしょうかね。
とはいえ賢明なる投資家の方々は
節約がすでにパッシブスキル(自動的に発動する技能)
になっているので増えた給料は
消費せずに投資に回しちゃうんでしょうけどね。
私もそうしますし。
例えばこんな感じとか?
どうしてもプレミアムフライデーを浸透させたいのであれば
その日しか使えない商品券のようなものを発行して
企業負担で3000円ぐらい
従業員(非正規も含む)に配布し
サービスを提供する側については
その商品券で支払いされた分については
従業員の賃金に一定率還元しなければならないとかにすれば
全員Win-Winになりませんかね。
あ、企業だけは得しないか。
でもそれはきちんと福利厚生してますよ
アピールにしてもらうとかが落としどころかな。
当日に消費しなければ紙屑になるものであれば
流石にもったいないし使うでしょう。
従業員は懐が痛まずにサービスを受けられるし
サービスを提供する側は賃金が割増しされるし
それをやっている企業は社会貢献してますよアピールできるし
その券を発行・運用するシステムの利権がらみで
えらいさんたちも潤うでしょうからね。
そもそも物が市場を回ればお金は発生するでしょうし。
いずれにしても
もう少し働く側に寄り添った制度を考えてもらいたいものです。